Sunday, July 30, 2006

金の亡者

こんなニュースがあった。

村上被告側、起訴事実の一部否認を検討

この記事曰く、インサイダー取引を知った日付を2005年11月8日から2006年1月上旬にすることで、追徴金を減らそうとしているらしい。村上氏を最初に見たときは金の亡者だと思っていたのだが、逮捕時には容疑を素直に認め、残された社員を気遣う等の発言があったので、少しは人間的な部分もあるのか、と思ったが、結局は金の亡者だったということだろう。

個人的に、株取引は博打だと思う。過去の企業データや株価チャート、影響を及ぼす政治・経済の情勢を「分析」するのに頭を使い、トレーダーは株価が上昇するかを「予想」する。これは、競馬における、過去のレース結果や競走馬の血統、他の馬との兼ね合いや割り当てられたゲート、騎乗するジョッキーなどの情報を「分析」し、勝ち馬を「予想」するのと本質は同じだと思うからだ。私はこれらを行っている人たちを否定するつもりはないが、「株取引は競馬などの低俗な博打とは違う」と言ってのける人を軽蔑する。

No comments: