Windows ReadyBoostとは、Windows Vistaに搭載された新しい機能で、USBメモリなどをキャッシュにして高速化を図るようだ。メモリに要求されるスループットは4Kランダム読み込みで2.5MB/s、512Kランダム書き込みで1.75MB/s。たいした速度を要求されていないため、 安価なUSBメモリの再利用ができるかも、と思うがどうなのだろうか。
他の新技術としては、Windows SuperFetch。これは、頻繁に使うアプリケーションに自動的に優先度をつけてメモリに読み込んでおくことで高速に起動するというものだが、これはちょっと余計なお世話のような気がする。
インストール後まず最初にいろいろな機能をOFFにするという儀式がVistaでも必要になりそうだ。
ところで、さまざまなわかりにくいエディションの存在やWinFSのドロップといった中途半端な実装で批判の的になっているWindows Vistaだが(たとえばこことかここ)、本当に商業的に成功するのだろうか?まあ、すべてのWindows PCにバンドルされることからある程度は成功するだろうが、Windows95の時のようなフィーバーにはならないと想像する。このWindows VistaやPCといった分野の次なる爆発要素(飛躍的に販売を伸ばすための要素)は、やはりアプライアンス化(家電化)による販売ターゲットの拡大(一家や個人に一台)だと思うが、さまざまなソフトウエアのインストールや設定といった作業をユーザに要求する以上、こういった時代が来るのはまだまだ先だと思う。そういった意味では、インターネット標準プロトコルに準じた形で家電メーカが食い込む余地があると思うのだが。たとえばLinuxベースのアプライアンス+SaaSでアプリケーション提供などなど。
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