Sunday, March 26, 2006

「社内手続き」の「情報通」

自分が勤めている会社は、結構大きな組織なので、いわゆる「社内手続き」が多くある。その「社内手続き」を進めるためには、かなりのノウハウが必要で、「書類作成」、「根回し」、「その根回しに際してお伺いを立てる順番」など様々だ。自分は、次から次へと新しいことに挑戦したいと思っているので、自分の仕事はすべて後任に任せられるよう、Wiki等を使って残すようにしている。しかし、中にはこの「社内手続き」のノウハウを知っているということに存在意義や同僚との差別化を見出し、自ら次のステップへ踏み出さない悲しい人間がいる。そのうえ、そういった人間に限って「そんなことも知らないの?」と自分が知っている「社内手続き」のノウハウをひけらかしたりするし、後任に残すなんて作業はもってのほかだ。「根回し」に関わる部分を明文化して残すのが難しいのは理解するが、この向上心の無さは本当に困ったものだ。「情報通」といっても、こんな「情報通」にはなりたくないものだ。

Saturday, March 25, 2006

「違う」の意味

日本語で相手の意見に対して「それは違う」 と言う場合があるが、英語で関連する単語を並べると以下のようになる。
  1. different: 主に「価値観の違い」を意味しており、立場によっては相手が正しいこともある
  2. wrong: 例えば「人道的に正しくない」という意味であり、立場や価値観にあまり関わりがない
  3. incorrect: 理数系の問題のように必ず正解があり、「不正解」という意味になる
よって、日本語で「違う」というひとことで片付けられるものでも、様々な意味があることがわかる。英語で話すときは上記の区別に気をつけ、日本語で話すときも上記のうちどの場合かを充分に把握しないと、誤解の元となってしまう。

Friday, March 24, 2006

持つべきものは...

今日、客先で急にビデオ会議の動作確認を行う必要があったのだが、事前に準備しておらず、またオフィスにいる同僚は期末で大忙し。急遽、ベルリン支店に勤務している友人(ちなみにドイツ人)にSkypeを使ってお願いをした。ベルリン時間は朝の始業間際で、彼はそれほど忙しくなかったため、快諾してくれた。やはり持つべきものは友達である。

Thursday, March 23, 2006

増え続けるアカウント・パスワード

ネットを使っていて増え続けるのがアカウントとパスワードだ。 ダイアルアップを使っていた昔は、プロバイダへのログインアカウントとメール用のアカウントぐらいだったのだが、GmailやBlogといった「あっち側」へデータを保存するサービスや、ネットショッピングなどを利用することで、アカウントとパスワードが増えていく一方だ。私の場合は、職業柄あるいは好奇心を満たすために、多くのサービスを利用しているため、多くを管理するはめになっている。しかし、ほとんどのユーザも同様に、多かれ少なかれ複数のアカウントを管理しているだろう。今のところ、この煩雑さを解決するのは、多くのサービスを提供する一つのポータルサイトへコミットすることしかなさそうだが、何とかこのニーズを解決することができれば、大きな発明だと思う。即座に思いつくのは、カードの利用や生体認証なのだが。

Wednesday, March 22, 2006

他社参入障壁

他社参入障壁には、様々な要素がある。簡単に思いつくのは特許だったり 既存の販路のような人的ネットワークだったり、既に確立されたブランドイメージだったり。ただ、もう少し範囲を狭めてIT業界に目を向けると、一般的にパッケージソフトウエア業界はハードウエア業界よりも参入障壁が低いといえるだろう。なぜならソフトウエア開発は、5万円のPCと5万円のMicrosoft Studioがあれば誰でも開業できるのに対し、ハードウエアはそれなりの設備投資が必要だからだ。また、品質管理についても、ソフトウエアに対してハードウエアはロットごとのバラツキといった不確定要素が多く、開発終了後も製品の安定した品質確保のためにコストが掛かる。また、在庫・ロジスティックスなどを考え始めると、ソフトウエアビジネスと比較した場合のハードウエアビジネスの難しさが容易に想像できるだろう。

なぜ、こんなことを書いているかというと、自分はソフトウエア会社の中で稀なハードウエア関連部署に所属しているからだ。ソフトウエアビジネスに慣れきった社内の人間は、ハードウエアの障害が起きるたびに「ハードウエアなど止めてしまえ」と簡単に言うが、そんなに単純なものではないと思う。なぜなら、現在ハードウエアをやっているがゆえに競合他社の数は片手で足りる程度なのが、それがないとそれは一気に50以上になるからだ。

結論としては、他社参入障壁が比較的低いパッケージソフトウエア業界は、「熾烈な競争」を勝ち抜く必要があるといえるだろう。その最たる例が、最近ソフトウエア業界で言われている、「タダでも自社ソフトウエアを使ってもらうのが難しい」である。Yahoo、Google等が提供する無料サービスで、どれだけのソフトウエア会社が淘汰されただろう。特にGoogle Mapはものすごいインパクトだったに違いない。最初にあれを使ったときの衝撃は忘れられない。「なぜこれがタダなんだ」と。

Tuesday, March 21, 2006

Engrish.com

日本人が英語の発音でまず直面する問題は、"r"と"l" の区別である。それをもじったWebサイトが以下。

英語の誤解や誤植を笑い飛ばすというありがちなサイトだが、思わず笑ってしまう。

神さまと神社

井上宏夫の「神さまと神社 」を読んでいる。日本人は無宗教だと言われるように、クリスマスやハロウィンを祝う一方で、お盆には実家に帰り、年末年始には初詣に行く。また七五三や合格祈願、神前結婚式といった節目に神社が登場する。しかし、日本人の大半が、御手洗(みたらし)での手の洗い方や、お祈りをする際の作法を記憶していない。この状況を、筆者は冒頭で、「見えているようで目に見えず、知っているようで知らず、世話になっていないようで世話になっている」とは、うまく言ったものだ。

自己主張方法の違い

ちょうど先週の今日、アメリカからのお客さんの対応をして、製品概要説明を担当した。しかし、あまり受けが良くなかった。上司からは、「相手を見てプレゼンの方法を変えないと」と、ひとこと言われた。どうやらPolite過ぎたというのが理由のようだ。

よくよく考えてみると、他の人たちのプレゼンは、「オレがオレが」という内容ばかり。英国在勤時は、「Politeさからにじみ出る人間性や製品の良さ」という側面を評価されるケースが多かったが、それは(少なくとも当日会った)アメリカ人には通用しないということを痛感させられた。

一方で、自分のスタイルを貫くことができる人とそうでない人がいるのも確かだ。自分のスタイルを貫きとおせるかどうかは、職種や立場(プロバイダ/サプライヤ)に依存するという結論で良いのだろうか?うーん。難しい。

またまた午前様

このBlogのタイトルの通り 、またまた午前様だ。明日(というか今日)は休日だが、無駄に過ごさないよう、人生を楽しもう。

Sunday, March 19, 2006

ウェブ進化論

梅田望夫氏のウェブ進化論を読んだ。 「ロングテール現象」やWeb2.0に対する考え方など、多くのことを学ぶことができた。しかし、いわゆる「9.11」に対して日本のエスタブリッシュメント層の有識者が示した反応に失望し...「時間の使い方の優先順位を変える」、のくだりが、良くも悪くも本人が在住しているアメリカに影響されすぎていると感じた。まあ、自分は英国に3年半在住したため、少し欧州よりにバイアスされているだけかもしれないが。

全体的な印象としては、シリコンバレーで従事する日本人を増加させるためのNPO設立や、日本国内で彼が有望と感じた企業への参画など、「将来の日本を何とかしたい」という思いが伝わってくる。自分もそんな大志を抱いて毎日を過ごすことができればなあ、と羨ましく思った。

Saturday, March 18, 2006

Picasa

Bloggerを始めるにあたり、Picasaを使ってみた。
使ってみた感想として、以下に感心した。

  • ユーザに明示的に操作しているウインドウを意識させるために、アクティブなウインドウ以外に「もや」が掛かる
  • 画像のサムネイルサイズをスライドバーで変更できる
こんなツールがただで使えるとは、良い時代になったもんだ。

最初の投稿

今日からブログを開始。
自分のいろいろなメモとして活用予定。