現在、ゴールデンウィーク真っ盛り。今日は東京に遊びに来ていた両親を鎌倉へ連れて行った。だが、ものすごい人手だった。行く場所すべてが人で一杯、食事をしようにもレストランは長蛇の列、江ノ電に至っては、長い列が50メートル程度続き、列車を何本か待たなければ乗車できないというありさまだった。おかげで今日は観光を楽しみに行ったのか、行列や人ごみを見に行ったのかが分からなかったくらいだ。
そもそも日本は、「社会民主主義」と呼ばれるように、賃金や教育をはじめ、一般的に格差が少なく、「平等」といった言葉や、もう少し平易な言い方をすると「みんな一緒」という状況を好む傾向がある。最近、「格差社会」などという言葉をマスコミがあおっているが、植民地支配や入植者受け入れに基づいた欧米諸国の格差に比べれば、かわいいものである。特に、私が住んでいた英国では、スポーツやエンターテイメントの世界を除き、「生まれた瞬間に貧富がほぼ決定される」という極端な格差社会だ。日本に関しては、休日の取得に至っても先に述べた「みんな一緒」であり、国民の休日を国民の大半が「みんな一緒」に過ごし、自分で計画したバカンスといった慣習は聞いたことがない。この事情が、今日の自分のような状況や、高速道路の何十キロにもなる渋滞、空港の混雑の原因になっていると思う。各自が日程を選択することができる休日取得のシステムができないかなあ、と思うのだが。
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