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Origamiについてのメモ
時差ぼけで眠れなかったついでに、話題のOrigamiについて調べてみた。
あれ?日本では、PBJが同じ形で違う色のものを出しているのだが、出荷が遅れたとは?いずれにせよ、こういったデバイスが広くコンシューマに受け入れられるには、以下の克服が必須だろう。
- バッテリ駆動時間
PBJのデバイスは、なんとバッテリ駆動時間が2.5時間。これで「モバイル」とは呆れたもんだ。自分が考えるところの「モバイル」とは、携帯性の良さと長いバッテリ駆動時間の両立であって、単に小さいのは「モバイル」とは違うと思う。
- 価格
14"液晶付きの安いノートPCが$500で買える時代に、小さくてバッテリー駆動時間の短いデバイスに$899出すユーザはいないだろう。特にアメリカをはじめとした自動車で移動する国では、デバイスの小ささはそれほど大きな利点ではないのだ。電車通勤が一般的な日本の場合はというと、携帯電話の機能が拡充されているため、これを置き換えるものにはまずならないだろう。
Microsoftは、Origamiを「携帯電話以上ノートPC未満」と位置付けており、このスライドにあるとおり、医療機関やファクトリーオートメーションといったニッチな市場をターゲットとしているようだ。あとは、教育市場であるが、回答を選択するような単純なオペレーションならいざ知らす、字を書く場合、手のひらの側面を画面に接しながら書くという行為を行うため、タッチパネルを使用しているOrigamiは向いていないことがわかる。さもないと、いびつな姿勢で文字を書くことになってしまうからだ。やはりTablet PCで使用されているような電磁誘導方式の方が、こういった用途には向いていると思う。しかし、この記事によると、立命館小学校でOrigamiを使うことが決まっているようで、この記事には漢字演習のコンテンツが表示されている。「あーあ、やっちゃった」という感じだ。しかも、2.5時間のバッテリ駆動の製品を児童が学校・自宅の両方で使用するという無茶な企画。メーカの宣伝広告費でOrigamiが無償で寄付され、学校にとって無駄な出費がなかったと祈るばかりだ。
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